毎年世界、特に日本サッカー界において12月の風物詩といえるのがFIFAクラブワールドカップです。
今年は12月12日〜12月22日まで熱い闘いが繰り広げられますね。
今回はクラブワールドカップの視聴方法や開催地、各代表の特徴などを詳しく解説していきます。
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クラブ・ワールドカップの組み合わせ及び日程は?
2018年クラブワールドカップの組み合わせ及び放送予定は以下のとおりです。
クラブワールドカップといえば日本テレビ系列にて独占生中継となっています。
12月13日 日本時間:午前0時キックオフ 放送:BS日テレ
【M1】開幕戦 ハッザ・ビン・ザイード・スタジアム(アル・アイン)
アル・アイン(開催国王者)VS チーム・ウェリントン(オセアニア王者)
12月15日 日本時間:午後9時半キックオフ 放送:BS日テレ
【M3】準々決勝 ハッザ・ビン・ザイード・スタジアム(アル・アイン)
鹿島アントラーズ(アジア王者)VS CDグアダラハラ(北中米・カリブ海代表)
12月16日 日本時間:午前1時キックオフ 放送:BS日テレ
【M2】準々決勝 ハッザ・ビン・ザイード・スタジアム(アル・アイン)
【M1】勝者チーム VS エスペランス・スポルティブ・チュニス(アフリカ代表)
12月18日 日本時間:午後10時キックオフ 放送:BS日テレ
【M4】5位決定戦 ハッザ・ビン・ザイード・スタジアム(アル・アイン)
【M2】敗者チーム VS【M3】敗者チーム
12月19日 日本時間:午前1時09分キックオフ 放送:日本テレビ
【M5】準決勝 ハッザ・ビン・ザイード・スタジアム(アル・アイン)
CAリバープレート(南米王者)VS【M2】勝者チーム
12月20日 日本時間:午前1時09分キックオフ 放送:日本テレビ
【M6】準決勝 ザイード・スポーツ・シティ・スタジアム(アブダビ)
【M3】勝者チーム vs レアル・マドリード(欧州王者)
12月22日 日本時間:午後10時20分キックオフ 放送:日本テレビ
【M7】3位決定戦 ザイード・スポーツ・シティ・スタジアム(アブダビ)
【M6】敗者チーム VS【M5】敗者チーム
12月23日 日本時間:午前1時05分キックオフ 放送:日本テレビ
【M8】決勝 ザイード・スポーツ・シティ・スタジアム(アブダビ)
【M6】勝者チーム vs 【M5】勝者チーム
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クラブワールドカップとは?
前身はトヨタ・カップ。
トヨタ・カップとは1980年から始まった欧州と南米のクラブチャンピオンが日本を舞台に一発勝負でタイトルを競う大会です。
当時、サッカーが滅多に中継されることのなかった日本で、年に一度、テレビの地上波でサッカーの真剣勝負を楽しめる貴重な機会として長年サッカーファンから支持された大会だったのです。
そんな中、2005年から欧州、南米以外の大陸のクラブチャンピオンが新たに加わったFIFAクラブワールドカップとしてリニューアルされ、現在まで至っています。
クラブワールドカップは今年が最後
しかしながら2005年から現在まで、欧州、南米勢と他大陸勢とのレベルの差が縮まることはおろか、欧州勢と他大陸勢との差が広まってしまいました。
悪く言えば最初から勝敗が目に見えてしまっていること、そして興行面での不振も重なって、現行方式では限界がみえているとの指摘もでてきました。
そこでFIFAは今年を最後に毎年開催を止め、各大陸チャンピオンの代表チームを集めてW杯前年に行われたコンフレデーションカップの代替案として、クラブワールドカップを提案し、現在もその方向に進んではいるようです。
しかし今年の秋になって出場チームを増やして毎年開催にしようとする等、情報が錯綜し、今後どうなるか全く見通しがたっていないのが現状です。
しかしいずれにしろ現行方式では今年が最後であるのは間違いありません。
今年の開催地はUAE(アラブ首長国連邦)
2018年のクラブワールドカップの開催地は昨年と同様UAE(アラブ首長国連邦)で開催されます。
UAEは地政学上、サッカー界からみて非常に便利な位置にありまして、北中米を除いて、どの大陸からも片道10時間以内で行けるという利便性の良さが世界中のサポーターから支持されています。
UAEリーグも以前はレベルが低かったのですが、中東各国のサッカーのレベルが向上したことと、オイルマネーによる優秀な外国人選手の加入で国内リーグも活況を呈しており、開催国としてふさわしい国となっています。
開催都市とスタジアムは以下のとおりです。
アブダビ
日本から成田及び名古屋からデイリーで直行便があります。所要時間は12時間35分。
スタジアム:ザイード・スポーツ・シティ・スタジアム(収容人員:45000人)
陸上兼用ですが、昨年度のクラブワールドカップのファイナルの地でもあり、開催実績は十分。準決勝と3位決定戦、決勝戦が行われます。
アル・アイン
アブダビからバス移動になります。所要時間は約2時間半。
スタジアムはハッザ・ビン・ザイード・スタジアム(収容人員:25000人)
開催国出場チーム、アル・アインのホームスタジアムでサッカー専用スタジアム。ちなみにロシアW杯最終予選で、日本がUAEをアウェイの地で下したスタジアムでもあります。
セカンド・ラウンド、5位決定戦、準決勝が行われます。なお鹿島アントラーズの初戦はアル・アインで行われます。
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クラブ・ワールドカップの出場チームは?
それでは今大会の出場クラブチームを紹介しましょう。
欧州代表:

レアル・マドリッド(スペイン)
出場回数:3回目 監督:サンチャゴ・ソラーリ
注目選手:ギャレス・ベイル(FW/ウェールズ代表)、ルカ・モドリッチ(MF/クロアチア代表) ティボー・クルトワ(GK/ベルギー代表)
UEFAチャンピオンズリーグ3連覇を果たしたため、3年連続出場で、もちろん優勝候補の大本命です。
しかし今シーズンの開幕前は話題満載でした。
UEFAチャンピオンズリーグ3連覇の立役者、ジネディーヌ・ジダン監督が突然の辞任。
次期監督として、ロシアW杯開幕2日前にスペイン代表監督のフレン・ロペテギ監督を強引に招聘し、世間を騒がせました。
そしてあげくの果てに昨年までエースでチームの顔だったクリスチャーノ・ロナウド選手をイタリアのユベントスへ放出。
その穴を埋めきれないまま開幕したのですが、FCバルセロナとのエル・クラシコで惨敗し、ロペテギ監督を更迭。
サンチャゴ・ソラーリ氏を内部昇格で監督に迎え入れ、ようやくチームとしてまとまってきた、そんなチーム状況であります。
怪我がちのエース格、ギャレス・ベイル選手の体調が気がかりですが、今年のバロンドールを受賞したルカ・モドリッチ選手は健在。
ストライカーのカリム・ベンゼマ選手は元気だし、スペインの若手の注目株、イスコ選手やマルコ・アセンシオ選手も活躍しています。
個々の能力では他チームを圧倒しているだけに、何だかんだいっても、今大会の優勝候補筆頭であることは疑いないでしょう。
南米代表:

リーベル・プレート(アルゼンチン)
出場回数:2回目 監督:マルセロ・ガジャルド
注目選手:ファン・キンテロ(MF/コロンビア代表)、エンツォ・ペレス(MF/アルゼンチン代表)、フランコ・アルマーニ(GK/アルゼンチン代表)
今年の南米クラブNo1を決めるコパ・リベルタドーレス杯決勝の相手が宿敵のライバル、ボカ・ジュニオルスとのことで対戦前からヒートアップ。
リターンマッチの第2戦でリバープレートのサポーターの不祥事により、第2戦をレアル・マドリッドのホームスタジアムで開催されるという前代未聞の事態!
クラブワールドカップの4日前に決まるという(笑)すったもんだの末、南米チャンピオンに決まりました。
決勝までの道のりも、途中、同じアルゼンチンのクラブを相手に2度戦う等、決して楽ではありませんでしたが、名門の底力でタイトルを取ったといっていいでしょう。
注目はアルゼンチン代表のエンツォ・ペレス選手、アルゼンチン代表の常連でブラジル、ロシアW杯にも出場したMFで縁の下の力持ち的存在。
シーズン終了後はJリーグへの移籍も噂されているMFです。
そしてコロンビア代表のファン・キンテロ選手。
ロシアW杯の日本戦で直接FKからゴールをあげた選手といえば、ファンは思い出すのではないでしょうか?
ハメス・ロドリゲス選手が不調だっただけに、彼の出来は際立っていました。今大会でも注目の選手の一人です。
開催国代表:

アル・アイン(UAE)
出場回数:初出場 監督:ゾラン・マミッチ
注目選手:マルクス・ベリ(FW/スウェーデン代表)、アミール・アブドゥルラハマン(MF/UAE代表)、カイオ(MF/元鹿島アントラーズ)、塩谷司(DF/元日本代表)
優勝はさすがに厳しいが、今大会を盛り上げてくれるチームになる可能性を秘めてるチームといっていいでしょう。
まず会場がホームスタジアムで大観衆が後押しできること、そしてタレントに恵まれていることが大きいです。
FWのマルクス・ベリ選手はロシアW杯にも出場したスウェーデン代表の点取り屋でリーグでも上位につけています。
UAE代表のアミール・アブドゥルラハマン選手は代表でもエース格でアフロヘアといえば、思い出すサッカーファンも多いのではないかと思います。
そしてカイオ選手と塩谷選手は元Jリーガー。2人とも不動のレギュラーとして君臨しており、今大会でも出場は確実。
準決勝に進出する可能性は十分あるとみていいでしょう。
アジア代表:

鹿島アントラーズ(日本)
出場回数:2回目 監督:大岩 剛
注目選手:昌子源(DF)、レオ・シルバ(MF)、セルジーニョ(MF)
前回は開催国枠での出場でしたが、今回は正真正銘アジア・チャンピオンとしての出場となります。
これまで何度もアジア・チャンピオンズリーグに挑み続けましたが一度もベスト8に行けずに敗退し、悔しい思いをしたでしょう。
しかし今年は粘り強い戦いで接戦をモノにし、アジアの頂点までたどり着きました。
前回は開催国の利を活かし、日本で初の決勝進出を果たし、レアル・マドリッドと延長戦まで戦って準優勝する等、強烈なインパクトを残しましたが、今回は苦しいかもしれません。
まず相手がメキシコ勢で、中立地であること。
そしてエースFWの鈴木優磨選手と、守備的MFでレギュラーの三竿健斗選手とチームの屋台骨である2人がけがで離脱したのは大きなマイナス。
DF陣はある程度計算が立つだけに、レオ・シルバ選手、セルジーニョ選手を中心に中盤をコントロールして少ないチャンスにかけるといった戦いになるでしょう。
しかしメキシコ勢相手に果たして通用するか疑問ではあります。
北中米・カリブ海代表:

CD グアダラハラ(メキシコ)
出場回数:初出場 監督:ホセ・カルドーソ
注目選手:カルロス・サルシド(DF/メキシコ代表)、イサック・ブリスエラ(MF/メキシコ代表)、アンヘル・サルドバル(FW/メキシコ代表)
北中米・カリブ海代表といえば殆どの大会でメキシコのクラブが出場しており、7番目の出場を果たしたのが、CDグアダラハラです。
CDグアダラハラは今時のクラブとしては珍しく、メキシコ人のみの純潔クラブです。
しかしメキシコ代表チームが世代交代の真っ盛りで、CDグアダラハラも現在メキシコ代表へ3名送り込んでいます。
その中心がイサック・ブリスエラ選手です。
173cmと小柄な部類に入りますが、ボールテクニックと局面打開力に定評があり、グアダラハラのチャンスメーカーとして今大会でも期待されています。
そしてDFのカルロス・サルシド選手。DFとしては小柄だが、長らく欧州を渡り歩いた経験豊富なDFでチームの精神的支柱として支えている大ベテランです。
アフリカ代表:

エスペランサ・スポルティブ・デ・チュニス(チュニジア)
出場回数:2回目 監督:モワンヌ・シャバニ
注目選手:アニス・バドリ(FW/チュニジア代表)、ガイレヌ・シャーラリ(MF/チュニジア代表)
エスペランサ・チュニスはチュニジアの名門クラブでクラブワールドカップは2回目の出場です。
CAFチャンピオンズリーグ決勝では初戦を1-3で落としましたが、ホームの第2戦で3-0の大逆転勝利を果たし、地元サポーターを熱狂させました。
過去2011年のクラブワールドカップに出場はしましたが、セカンド・ラウンドで敗れ、6位に終わっています。
今回はカメルーン、コートジボアールからの助っ人に加え、ロシア・ワールドカップに出場したバドリ、シャーラリを要し、一泡吹かせる可能性はあります。
しかし地元アル・アインとの対戦が控えており、厳しい戦いを強いられるでしょう。
それでもアフリカ勢久々の勝利となるか注目していきたいところです。
オセアニア代表:

チーム・ウェリントン
出場回数:初出場 監督:ホセ・フィゲイラ
注目選手:マリオ・イリッチ(MF/ニュージーランド)、ハミス・ワトソン(FW/ニュージーランド)
長らくクラブワールドカップのオセアニア代表といえばオークランド・シティが定番でしたが、今回はそのオークランド・シティを破って勝ち上がってきたチーム・ウェリントン。
元々ニュージーランドの首都ウェリントンには、ウェリントン・フェニックスというオーストラリアAリーグに加盟しているチームがあります。
しかしチーム・ウェリントンはまさにニュージーランドのリーグ戦を戦っています。
最初は弱小チームでしたが、数年前から力をつけ、ついにクラブ・ワールドカップ出場に辿り着きました。
しかし、大半の選手がアマチュア選手ということもあり、大会出場チームとはやはりレベルの差があるのが現状。
そして初戦の相手は、開催国UAEのアル・アイン。
しかも完全アウェーの地であり、かなり厳しい戦いになると予想されますが、果たして如何に?
今大会は1点を取れば御の字ではないでしょうか?
まとめ
今年もどのチームが優勝するかワクワクしますね!
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