「臨床犯罪学者 火村英生の推理」が9/29、スペシャルドラマとして戻ってきます。
日テレのドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」は、2016年に放送されて以来、ドラマか映画化で続編が出るのをファンに楽しみに待たれていました。
斎藤工・窪田正孝の共演で関西で起きる事件を解決していくこのシリーズは、ドラマではどのように展開していくのでしょうか?
原作小説「ABCキラー」のネタバレも含めてご紹介します!
放送まで2週間きってしまいました…3年半お待たせした分、楽しんで頂ける作品になっているかと思いますので、もう少しお待ちください!!
写真は『仲良しな火村とアリス』というスタッフの無茶ぶりに応えるおふたり😂#火村英生2019#ABCキラー#9月29日日曜夜10時30分#斎藤工 #窪田正孝 pic.twitter.com/S2dO1d1LNJ— 【公式】臨床犯罪学者 火村英生の推理2019 (@himurahideo_ntv) 2019年9月17日
ちなみに火村英生の推理シリーズはHuluで配信されています!
今ならHuluは初回登録で2週間の無料お試しトライアルがあります!
今すぐ視聴したい方はこちらからお試し登録して楽しんでみてください↓


この記事で伝えたいこと
火村英生の推理・ABCキラー編
連ドラのクリフハンガー成るか
2016年ドラマでは、犯罪学者・火村英生(斎藤工)が逃走犯である“シャングリラ十字軍”の指導者・諸星沙奈江(長谷川京子)と崖から落下していくところで終わっていました。
友人“アリス”こと有栖川有栖(窪田正孝)の語りでも、その後火村は行方不明…となっているんですよね。
そのままクリフハンガーとして2019年版が始まるのか、それともリセットされてストーリーが展開するのか。
どちらかは未発表ですが、公式HPの人物相関図にはしっかり問題の諸星沙奈江も登場しているんですよね。
連ドラのラストが若干未解決事件のようだったことを考えると、是非、決着をつけてもらいたいものです。
火村英生の推理「ABCキラー編」主要人物

(公式HPより)
日テレの公式HPではHulu版とは分けて登場人物が紹介されています。
「ABCキラー」は地名にちなんだ広域捜査となる設定で、残念ながら2016年版の小野希警部補(優香)や鍋島久志警部(生瀬勝久)は出演しない様子です。
しかし、火村英生(斎藤工)の犯罪に共鳴する嗜好、有栖川有栖(窪田正孝)の女性に惚れっぽい傾向はそのまま引き継がれています。
火村に恋する女子大生・貴島朱美(山本美月)、大家さんの篠宮時絵(夏木マリ)や愛猫モモちゃんは再登場ですね。
そして、火村の天敵・諸星沙奈江(長谷川京子)、「2016年に死んだ」という設定にせず、本筋に登場してほしいな、と思います!
「ABCキラー」編の特徴的な登場人物は、妖艶なパーカッション奏者・花井唯子(高橋メアリージュン)と怪しい記者・因幡丈一郎(佐藤隆太)でしょう。
因幡は原作でもサブ主要人物となってくる存在です。
アリスは唯子に惹かれて事件の本筋から外れていきそうな予感しかしませんね。
(笑)
有栖川有栖著「ABCキラー」のネタバレ・評価は?
原作「ABCキラー」あらすじは?
「ABCキラー」は、有栖川有栖著「モロッコ水晶の謎」という短編集の中の1作品です。
でも、もともとアガサ・クリスティの「ABC殺人事件」という探偵ポアロ作品へのオマージュによる、複数の作家のアンソロジーだったんですよね。
「ABC」殺人事件アンソロジー。①アガサ・クリスティのかの名作②この豪華メンツ③よりすぐりの名探偵=面白くないわけがない!👏💓有栖川さんのみ既読でしたが、ミッシングリンクと名探偵ってのは熱いですよね、ほんとに!😭👏貫井さんの吉祥寺先輩をお見かけしたのは2度目ですが、割と好き😊 pic.twitter.com/CG3y3vyYWE
— くまちよ@読書垢 (@kuma_chiyo24) 2017年10月28日
「ABC」殺人事件 /有栖川有栖 他
クリスティのABC殺人事件をモチーフにした5人の作家によるアンソロ。短編だけど凝った作品が多く、二転三転するオチがあったり、どれも面白かった。けど「連鎖する数字」はオチが釈然としない、かな。 pic.twitter.com/VIgwWWwZFt— miyu ♐️🅱️🦋 (@miyu1221swan) 2016年3月18日
有栖川先生の名作オマージュっていくつあったかな。
ABC殺人事件/ABCキラー
緋色の研究/朱色の研究
Yの悲劇/あるYの悲劇
屋根裏の散歩者(同タイトル)
4つ?まだ何かあったような…— 葱 (@ngms42251) 2017年4月28日
有栖川有栖の原作「ABCキラー」は、次のような話になっています。
・“A”のつく安遠町で浅倉一輝が、“B”の別院町で番藤ロミが…と殺人事件が続き、凶器の拳銃が共通していた。
・警察に犯人から「俺を止めてくれ」との手紙が届き、「ABC殺人事件」の模倣犯ではと騒がれる。
・事件を依頼された火村英生と有栖川有栖。火村は模倣殺人には否定的。
・“C”の千曲町で茶谷滋也、“D”の道元町で壇亜由子と、銃殺事件が続く。
・火村は事件には2段階の要素があったことに気づく!
アガサ・クリスティの原作の要素はしっかり引き継ぎ、愉快犯的な殺人予告も行われる一連の事件。
火村が模倣犯説を否定するのが面白いポイントですね。
単なる(?)連続殺人として進行しないところも捻ってあって、読者の間では「リレー殺人がいい!」という話も上がっています。
ただ、この原作通りだと、時間軸としては火村とアリスが事件を依頼されるという点では連ドラと共通していますが、連ドラのエンディングとは関連が見られません。
登場人物には「シャングリラ十字軍・諸星沙奈江」の名前もありますから、絡みは作る予定なのでしょうが…。
SPドラマとしてどういう捻りを加えてくるのか楽しみですね!
原作「ABCキラー」は賛否両論?感想を紹介!
原作の短編小説「ABCキラー」の読者の感想をネットからご紹介します!
有栖川有栖さん「火村シリーズ」のドラマ続報です!
日本テレビ系で「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019」として地上波放送するスペシャルドラマの原作は……なんと「ABCキラー」! 国名シリーズ『モロッコ水晶の謎』(講談社文庫)に収録されているので、放送前にぜひ! https://t.co/gsrIUpVDIo pic.twitter.com/L2pIOMc6Mt— 講談社 文芸第三出版部 (@kodansha_novels) 2019年8月20日
9/29のドラマの予習で、有栖川有栖「ABCキラー」を再読。
かの古典作品を模したような連続殺人。火村が提示した真相と、その裏に仕組まれた構図が魅力的。
如何にテンポよく進めるかどうかで、ドラマの面白さが決まりそうですね。#有栖川有栖#火村英生の推理2019— 参兎 (@sansanto108) 2019年8月30日
ABCキラーの正体はなかなか不気味で、何とも言えない余韻が残ります。
これもまたひねられてましたねー。ねじれ現象が起こってるという。1つつながりが見えるとスルスル解けていくように解けるの面白いなー。
捻りすぎやろ。さらに犯人の行動が決められたように何かをなぞっているようで、説得力に欠けている。
元作品では大きな鍵になっていた動機がおざなりに処理されているところが気になるものの、サイコキラーものの新たな解として十分楽しめます。
(「Booklive」ほかより)
何と、原作は短編かつ元来アンソロジー企画ということもあり、読者の評価は微妙なんですよね。
整理すると、どうやら事件の顛末としてモヤモヤが残るということ、予告状とABCのネタについて偶然が多かったり未回収の伏線があったりする…ということでしょうか。
SPドラマの方では登場人物も原作とは変化していますので、そのあたりが整理されているといいですね!
まとめ
「火村英生の推理」のスペシャルドラマについて、「ABCキラー編」について見てきました。
原作には賛否両論あるようですが、さらに元祖のクリスティへのオマージュを生かした、素敵なドラマになる予想されます。
斎藤工・窪田正孝の3年分成長した姿、そして連ドラからのヒキを見るのも楽しみです。
「臨床犯罪学者 火村英生の推理2019」の「ABCキラー編」は、日テレ系で9月29日、日曜夜10時30分からです!
ちなみに火村英生の推理シリーズはHuluで配信されています!
今ならHuluは初回登録で2週間の無料お試しトライアルがあります!
今すぐ視聴したい方はこちらからお試し登録して楽しんでみてください↓

