椎名桔平主演のドラマ「神の手」が6/23よりWOWOWで放送されますね。
医療ドラマは人気ジャンルとしてたくさんありますが、この「神の手」はなんと“安楽死”と正面から向き合ったドラマなんです。
椎名桔平はインタビューで「(人の死という)将来について、少しでも考えるきっかけになれば」と語っています。
それではドラマ「神の手」について、また、“安楽死”がテーマの他作品についても見ていきましょう!
この記事で伝えたいこと
神の手を加入月無料で視聴する方法は?
神の手は初回放送のみ無料放送されますが、2話以降はWOWOWの有料会員になる必要があります。
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安楽死は答えがないからこそ、難しいテーマ
そもそも“安楽死”とは、現在の日本の法律では認められていない、“殺人”に並ぶことなんですよね。
世界をみるとスイスやオランダなどヨーロッパ諸国の数カ国、アメリカの数州などで認められていますが、いまだ一般化されているものではありません。
患者が「リビングウィル」をきちんと示しておくことで、延命治療の停止を医師が判断することはあるのですが、それだって医師にとっては心の負担となることなのですね。
ドラマ「神の手」の白川泰生医師(椎名桔平)は、患者とその家族の意思確認があって、安楽死の措置に踏み切るのですが、その余波は病院にとどまらず、マスコミから政界へと広がっていきます。
椎名桔平は次のようにインタビューに答えています。
安楽死から始まるつらい話ですが、見ることによって「もしこうなったら、どっちがいい?」と家族や親兄弟と話し合うきっかけにもなる、そういうことはすごく大事。
この先「そのときになったら、何とかなるだろう」では済まなくなるはずですから。
「神の手」あらすじとキャスト
腕利きの外科医・白川泰生(椎名桔平)のもとに21歳の古林章太郎(葉山奨之)が診察に訪れる。診断の結果は肛門がん。
がんの進行による耐え難い痛みから章太郎も看病する伯母の晶子(坂井真紀)も安楽死を懇願。
白川は苦悩の末、安楽死処置を施すが、章太郎の母でジャーナリストの康代(鈴木砂羽)に告発され……。
安楽死法案成立が現実味を帯び、白川は安楽死をめぐるマスコミ、世論、政界をも巻き込む大きな渦にのまれていく。
(公式HPより)
「神の手」キャスト
白川泰生(椎名桔平)外科医
古林章太郎(葉山奨之)末期がん患者
古林晶子(坂井真紀)章太郎の伯母、安楽死に賛成
古林康代(鈴木砂羽)章太郎の母、ジャーナリスト
山名啓介(杉本哲太)形成外科医、白川の同僚
新見偵一(北村有起哉)心臓外科医、安楽死賛成派
柴木香織(芦名星)麻酔科医、安楽死賛成派
本村雪恵(星野真里)看護師
大塚彰彦(井上肇)東京三田橋病院医師、安楽死反対派
平野孝夫(正名僕蔵)警視庁捜査一課・刑事
佐渡原一郎(近藤正臣)元内閣総理大臣
この話の特徴は、「安楽死法案成立」が目前に迫っているという設定ですね。
“禁断の医療ドラマ”ではありますが、安楽死に関する捕らえ方も、より切実なものになっています。
主人公の白川医師(椎名桔平)は優秀ですが、例えば「ドクターX」の大門未知子ように「必ず切って直す」というような天才性やエキセントリックなポリシーを持っているわけではありません。
だからこそ患者の意思に寄り添って、安楽死を実行してしまうんですね。
第1話から安楽死そのものが描かれ、その後の波及をストーリーとして紡いでいくという展開も異色です。
久坂部羊「神の手」原作の感想
原作者の久坂部羊は現役医師。
椎名桔平とは「破裂」に次いで2作品目の付き合いなんですね。
「(椎名さんは医師役が)ぴったりだし、次の小説を書くときに頭に出てきて、主人公が全部、椎名桔平さんになるんじゃないかと思うくらい」と絶賛しています。
そんな久坂部羊の小説「神の手」の感想を見てみましょう。
久坂部羊の「神の手」を読了。末期ガンの21歳の青年を安楽死させたところからストーリーが始まる。
安楽死法設立に向けて賛成派と反対派のそれぞれの策略がうずまく中で、次々と人が死んでいく。
ストーリーの展開が早く、最後まで失速せず読了。思わぬラストに衝撃が走りました。— うさうさ (@usausa5) 2010年6月3日
久坂部羊氏の『神の手』完読。本作は在宅医療専門医でもある医師が書いた安楽死問題を扱ったリアリティーある医療サスペンス的な小説。死と生、苦と楽、命の尊厳とは?身近な問題として考えさせられた書であった。 pic.twitter.com/95RhCx13
— Eishu E Kujo (@Hidemonk) 2012年12月18日
久坂部羊「神の手 下」読了。安楽死に関する話。実際法律化したらどうなっちゃうんだろう。やってる国もあるけど。でも苦しまずに死にたいってのはあるなぁ… #dokusyo
— きよ (@donkun0320) 2011年1月15日
久坂部羊『神の手』、スケールでかすぎびっくりした。安楽死の是非がテーマなんはわかるが、医師会が崩壊して医療庁が発足して、安楽死のための薬の開発とか、安楽死のための具体的な法律とか、挙げ句にネオナチ思想も引き合い出てくるし、もうここまで突っ込むかっていうね、すごいわ。
— mr (@ririgori) 2012年7月5日
#読了
「神の手」久坂部羊 著。安楽死の是非をとことん突き詰めたストーリーは、現場を知る医師の目から捉えられていて考えさせられました。この型の作品は、(あれ?本当にあったっけ?)と思えてしまうリアルさ。どんどんストーリーが展開していくんですが、重いテーマのため、じっくり読めました。 pic.twitter.com/kNAqNh5vQN— 森田トム (@hamtomsora) 2019年2月18日
まさに「どう死ぬか、どう生きるか」ということを考えるきっかけになっている、という感じですね。
それでは、他に“安楽死”を扱った作品にはどんなものがあるか、いくつかご紹介しましょう。
安楽死を扱った医療ドラマ
ドラマ「振り返れば奴がいる」
「振り返れば奴がいる」は、1993年にフジテレビ系でヒットした、織田裕二と石黒賢のW主演の連続ドラマです。
有能だけれどブラックな医師・司馬(織田裕二)と、アメリカ帰りのクリーンな医師・石川(石黒賢)が医療にポリシーに切磋琢磨していきます。
エピソードの1つに、司馬が末期がん患者を安楽死させるストーリーがあります。
個人的に聞いた患者の意思を尊重した司馬の独断は、家族にも石川医師にも受け入れられずに、司馬は病院を辞職することになります。
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1993年放映「振り返れば奴がいる」主題歌
CHAGE&ASKA「YAH YAH YAH」 pic.twitter.com/SbSkNtS8FQ— ぼびらこたま (@bobirakotama) 2018年8月6日
振り返れば奴がいるは、FODプレミアムの対象作品です。
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映画「終の信託」
「終の信託」は朔立木原作の小説で、2012年に草刈民代主演、相手役は役所広司で周防監督により映画化され、「Shall we ダンス?」以来の2人の共演ということで話題になりました。
実際に起きた「川崎協同病院事件」をベースにした作品なのでリアリティがあり、「医療行為停止」の安楽死も殺人であるという強い衝撃を受けます。
ドラマでは、女医・折井綾乃(草刈民代)と患者・江木秦三(役所広司)は恋愛関係で、また綾乃は自殺未遂を江木に救われた経緯があり、ヒューマンドラマとしても見ごたえがあります。
「終の信託」は、FODプレミアムの対象作品で、2019年07月31日までの配信です。
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ドラマ「破裂」
「破裂」は、2015年にNHKで放送された全5話のドラマで、「神の手」同様に原作は久坂部羊、主演は椎名桔平です。
主人公の香村医師(椎名桔平)は、老化した心臓を若返らせる治療を発見しますが、副作用として後に心臓が破裂する、いわば「ポックリ死」の副作用があることが判明します。
そこに目を付けた官僚・佐久間(滝藤賢一)は、ネオ医療センターに香村を招き「プロジェクト天寿」として、香村の発見を安楽死として活用しようとたくらみます。
衝撃的な題材ですが、決してSFではなく、「安楽死法案の国会提出」という点で「神の手」とつながる近未来の作品です。
11年越しで実現したドラマ『破裂』 10日午後10時スタート(写真 全4枚) #椎名桔平 #滝藤賢一 #仲代達矢 #芸能 #ニュース http://t.co/CyDIHauKxR pic.twitter.com/Kuq4RgWM3h
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) 2015年10月10日
佐久間と香村の最後のシーンも勿論号泣だったんですが、個人的には芹沢が佐久間の元を離れて佐久間が1人になり、最終的に残ったのは似た者同士の香村だったところです。滝藤賢一と椎名桔平という美しい男2人にこれを演じさせたキャスティングが素晴らしい。 #破裂
— 尾鳥 (@the_whip_hands) 2015年11月21日
「破裂」は、U-NEXTのNHK特選で、1話216円で視聴することができます。(全7話)
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まとめ
いかがでしたか。
改めて“安楽死”を考えてみると、日本の法律上は“殺人”、または“自殺ほう助”ということで、大変重いテーマです。
もちろん患者のリビングウィルがある場合に限るとしても、医師に与える影響は計り知れないものなのですね。
そんな白川医師を椎名桔平が熱演します。
ドラマ「神の手」はWOWOWにて6月23日、夜10時から放送されます。
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ちなみに神の手はWOWOWにて放送されていますが、Paravi経由でも視聴できます!

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