はやくも12月、大河ドラマ「西郷どん」も最終回が近くなっています。
今年から大河ドラマは47回になったので、あっという間です。
視聴率としては「花燃ゆ」「平清盛」などと並んで、低迷している「西郷どん」ですが…。
エンディングは中途ハンパということなく、しっかり視聴者を満足させてほしいですね!
それでは「西郷どん」の最終回予想を、過去の「翔が如く」や視聴率も交えて見ていきましょう。
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この記事で伝えたいこと
西郷どんが低視聴率の原因は?
第44話の「西郷どん」では、ついに鹿児島に西郷どん肝いりの「私学校」がつくられました。
大山綱良、出資するなんて太っ腹な県知事です。
また、東京では大久保一蔵の正妻・満寿と京都妻・ゆうが対面してしまいました。
一瞬ズッコケた瑛太演じる一蔵どんが、可愛く見えましたね。
視聴率微増にとどまる
初回視聴率は15.4%、平均視聴率は11.4%ですから、このままでは歴代ワースト3位は確定の状況です。
11/25に放送された「西郷どん」第44話ですが、視聴率は微増の12.4%でした。
視聴率低迷の原因は?
林真理子原作の『西郷どん!』の採用が、明治維新の焦点をぼやけさせた、という批判も耳にしますが…。
今回の「西郷どん」の視聴率低迷の理由のポイントは、華がなかったことと、NHK側の問題がメインですね。
鈴木亮平はとてもいい演技をしているし、体作りも非常に努力して隆盛に寄せてきているのですが、周囲にみんなの気を引く役者の登用が少なすぎます。
北川景子の篤姫や、小栗旬の竜馬も、あまり出番が多くなかったし、後半はサプライズも僅かです。
また、NHKサイドのやり方に批判のニュースが多く流れましたね。
「働き方改革」は良いのですが、大河ドラマの回数がいきなり3回減らされてしまいました。
またそのために話が一番盛り上がってきたところで、インタビューなどの特別番組を挟み、視聴者ばなれを増長しています。
正直「下手を打った」としかいえない雰囲気ですね。
もはや台風の影響などは、言い訳にできません。
(台風24号により10/7のスペシャル番組を中止、37話以降を1週遅れで放送しました)
あとは西郷隆盛の死までのカウントダウンともいえますから…。
このまま視聴率としては、残念な結果に終わると予想されます。
同じ西郷隆盛の大河ドラマ「翔ぶが如く」の最終回は?

ダブル主演の隆盛と利通
西郷隆盛といえば、大河ドラマ史上では1990年の「翔が如く」がありますね。
西郷隆盛を西田敏行、ダブル主演の形で大久保利通を加賀丈史が演じました。
実はこの「翔ぶが如く」も、視聴率としては平均23.2%と、当時にしてはあまりふるわなかった年でした。
司馬遼太郎の原作ということで、歴史に忠実な重厚なつくりだったのですが、華やかさや面白みに欠けたのですね。
また、西田敏行の隆盛は、演技は良いのですが「美丈夫」という点には欠けるものがあり、ファンが付きにくかったということもあります。
「翔ぶが如く」の結末は?
W主演だったこともあり、「翔ぶが如く」のエンディングは隆盛の戦死から利通の暗殺までしっかり描かれました。
隆盛自ら先頭に立ち300人程度になってしまった反乱軍をまとめ、桜島を眺められるところまで山越えしていったシーンが、最終回の一番美しいシーンでした。
隆盛と利通、2人とも亡くなるときには、在りし日の2人の友情を象徴する場面を思い浮かべています。
エンディングでは、いわくある知人の赤ちゃんを抱えた糸が、2人を忍び未来を思い描きます。
正統派のエンディング、という感じですね。
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「西郷どん」の最終回予想は?

林真理子原作の『西郷どん!』からの最終回
原作では、スタンダードに隆盛と利通の死を扱っています。
ドラマに採用されそうなポイントをあげてみましょう。
Cangoxinaの文字
隆盛は、村田新八達と共に城山に砦を構えます。
その時に、少年時代に刻んだCangoxinaの文字を見つけるのです。
これはドラマの初期に島津斉彬からもらった紙に書かれていた、鹿児島の綴りですね。
隆盛はその紙を大久保一蔵(利通)に託した時のことを思い「誰かが死なねばならん」と考えるのです。
西郷星
隆盛の死後、東京では火星の接近に不安を感じ「西郷星」と名付けて見上げていました。
ここで勝海舟が隆盛を懐かしみ「龍馬とよろしくやってるか」と夜空に話しかけます。
隆盛の書状
西郷の死後、大久保が紀尾井坂で暗殺されたとき、握りしめていた書状は隆盛からのものでした。
こんな内容が描かれています。
『 国を一つつくるというのは 全くえらかことじゃなぁ
じゃっどん こいでなんとか出来上がることじゃろう
あと百年、百五十年たったら、
どれほどか ましな国になるじゃろうなぁ… 』
ドラマのエンディング予想
隆盛の死はひかえめに
西郷隆盛は最後、別府晋介の介添えで自害したことになっています。
「切腹」ではなく、被弾して重傷になったのちに「ここらでよか」と指示して首を切らせた、ということです。
しかし、この場面は直接は描かれないのではないか、といえます。
「真田丸」の時にも、真田幸村が自害する現場は想像させるにとどまりました。
今回、大久保利通の死を取り上げるとなると「暗殺」なので現場を描かないわけにはいかないですが…。
隆盛については配慮があるのでは、と考えられます。
隆盛の死後

利通の死は、先に挙げた通り原作でも重要な締めですから、描かれるでしょう。
また、流れで見ると、隆盛と利通の死後の世界も取り上げることになるのが、予想されますね。
あまり盛り上がらない、英雄たちの死をどう周囲が受け止めるかということだけではありません。
初回のオープニング、明治編の序盤に示された、未来の伏線を回収するはずです。
今までに描かれた未来は、
・西郷隆盛の銅像の除幕式
~糸が銅像に不満をもらすのを、西郷従道がとめる
・西郷吉次郎の京都府知事就任
~あまり知らないと言いつつ、隆盛について語りだす
ですね。
大人の西郷吉次郎は西田敏行が演じていましたから、もう一度くらい功労賞的な見せ場があると、予想されます。
城山立てこもりから、父自害までを「人に聞いた話」として振り返る担当として出演する可能性大です。
西郷像については、現在の姿を映して終了、という流れでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。
視聴率的にはあまり振るわないまま終了しそうな「西郷どん」ですが、エンディングは感動的にもっていってもらいたいですね。
たとえ歴史的には悲劇が分かっていても、心意気としては壮大に持っていき、来年の大河ドラマ「いだてん」につなげてほしいです。
「西郷どん」最終回は、12/16(日)です!
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